ポイントハウス型 　塔状のアパートで、環境に応じて正方形に近い敷地にも建てられるので、土地を有効活用できるとともに、 団地全体の景観に変化をもたらす役割も果たしています。設計符号はＰ型。 　初期は星形のタイプがポイントハウスとして採用されていましたが、昭和36〜37年頃からボックス型 と呼ばれるキューブ型のタイプに変更されました。この時期に複数年の工期に渡って建てられた団地には両タイプ を持っているところもあります。星形とボックス型は全国区ですが、それ以外に各支所のご当地型のポイントハウスも あります。

ポイントハウスのバリエーション
星形タイプ。 通称スターハウスと呼ばれます。公団で初めてポイントハウスとして採用されたタイプ。 上から見たときY字型をしていて、各ウィングに1戸が割り当てられていて、3面に窓があるので 非常に開放的な感じを与えます。団地ファンに人気の住棟タイプ。
ボックス形タイプ。 後期型のポイントハウスで、キューブ状になっています。昭和40年代以降も造られ、特別な呼称ははありませんが、 一般にポイントハウスと言うと、このタイプを表します。
L形タイプ。 30年代初期の名古屋支所管内においてのみ見られるポイントハウス。北面は星形風で南面はボックス型風で、 上から見たとき、Ｌの字になっています。このタイプだけ符号に「Ｌ」が与えられています。
30年代初期の大阪支所管内においてのみ見られるポイントハウス。スターハウスを二つくっつけたような形状を していて、勝手にダブルスターハウスなどと呼んでいます。（正式名称はあるんでしょうか？）
これもご当地型？ ボックス型の派生系と思われますが、ピロティや出窓などが特徴的です。 福岡支所の若久団地で確認されていますが、一般型のボックス型に混じって別格扱いでした。
昭和40年代以降のポイントハウス。住棟の高層化にともなってポイントハウスも高層化しています。 上から見たときの形状はＹ字型、Ｔ字型、Ｈ字型などが確認されています。

ポイントハウスのカラーバリエーション
ポイントハウスは団地内において、ランドマーク的な役割も果たすので、他の住棟とは異なったカラーリングが施される 場合もあります。いくつか見てみましょう。
White & Crimson	White	Baby Pink & Brick Red	Cream	White & Brick Red
Caramel	White & Cork	Turmeric	Beige	White & Orange
Spring Green	White & Cobalt Green	Turquoise Blue

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